分裂騒動個人的まとめ
背景
スケーラビリティ問題
解決策
Segwitの導入やブロックサイズの引き上げ等
説明
Segwit
Segwit導入によりブロックサイズは維持したまま実質2MB以上を使用可能に。
また、ブロックに全ての台帳記入を行わず取引を行うこともできるようになる。(オフチェーンスケーリング可能に)
ブロックサイズの引き上げ
シンプルにブロックサイズを拡張させよう、という解決策。
BTCABC側は可変ブロックサイズといって、マイナーによってブロックサイズを変えられる仕組みを考案。これにより、オンチェーンスケーリングによる解決(全ての取引をブロックに取り込む)を望むという立場。
次に、これら解決策を支持する方
Segwit・・・Core・Segwit2x
ブロックサイズの引き上げ・・・Segwit2x・BTCABC
Core
ブロックサイズの引き上げにはハードフォークを伴い、これにはやり直しがきかないので慎重になっています。ブロックサイズは維持し、Segwit導入による解決が望ましいというのが大筋の意見。
Segwit2x
NYで合意した事業者や取引所、マイナーの開発推進名。Segwit導入した3ヶ月後にハードフォーク(ブロックサイズを2MBに拡張)を行います。BTC1という独自ソフトをはしらせ、開発にCoreは関わっていません。
BTCABC
Segwitには反対
可変ブロックサイズを推進(Bitmain社のジハンが主導)
BTCCASHについてのHPを出し、本格的にハードフォークを行うようす。
今まで散々振り回してきたBTCABC(旧BU)がハードフォークで去る様子。思想の異なるハードフォークをすれば、別々の通貨を扱うことと同義(ETHとETCのように)
ハードフォーク表明より、Segwit導入に異を唱えるものはいなくなりました。あとは、ユーザーの混乱を招かぬように実装に向かえばいいだけだと思います。BTCABCについては現Bitcoinに攻撃を加えることもなく、完全に別路線に舵をきるということで、温かく見守ります。ASICBOOSTの心配がなくなり、よかったとも思っています。
そんな感じで個人的にはあっけなく一段落ついた感じです。
念願のSegwitで万々歳、ようやくワンステップ進んだ!ってホッとしています。
ここまでの一連の騒動は、
Core「投票や政治、業界の話とかどーでもいい」
中国マイナー「Coreはマイナーの意見を取り入れない。それはCoreの中央集権だ!」
といった各々のビットコインの認識の違いから、溝が大きく拡がり起こったもの。それがUASFといった圧力が引き金となり、大きな波紋を呼びました。個人的にはCoreの中央集権であってもオープンソースである以上危険もなく、それがビットコインなのでは?と思っています。Coreの姿勢に支持ができないのであれば、今回のようにハードフォークを行い新たな通貨で勝負することもできますし。まあともかく、ビットコインによる新たなネットワーク経済圏が生まれることを心待ちにしています。
現状残る問題?としては・・・
Segwit2xの独自ソフトですが、、笑
まあ、エンタメみてる感じで見てますw
Segwit2xはソフトBTC-1を開発し、三ヶ月後のHFを狙っています。ただ、BTC1は急ピッチで開発が行われたこともあり、バグの報告が多く見受けられています。そんな状態で果たしていいの?って感じですね。。Bitmain社が去った今、ASICBOOST有利のコードは書く必要もほぼないし、Coreクライアントで進めた方が安全だからそちらで行うのでは?
まあ、Segwit2xが今後どうするのか不明ですし、8/1にこれ以上大波乱を起こすような力はない、というかビジネス的にも混乱も起こしたくないでしょう。
どちらにせよややこしい分岐は起こらないと思って、楽観的に見ています。
追記(7/25)
結局Bitmainは出て行かないなんたらなって、茶番劇に。なんやねんw