ほい

ほい

無責任なぶろぐ

【和訳】アトミックスワップの記事

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 AmyCastor氏による2017/5/27付けの記事(以下リンク)を和訳(一部意訳)したものです。

www.coindesk.com

 

 あなたがある仮想通貨を別のものにトレードしたいとします。そのときあなたはどうするでしょうか?自分で取引が信頼できる知り合いを探すか、あるいは一般的なシナリオ通りに、集権的な取引所を経由しうるかになります。

 最終的に、後者はリスクを伴います、なぜならそれはあなたの資産をブロックチェーンから取り出し、見知らぬ第三者の手に渡すことになるからです。仮に取引所が過ちをおかしあなたのお金を保持できないとなれば、どんな理由であれ、あなたの運はそこで尽きることになります。

 

 ライトニングネットワーク(元々はビットコインのオフチェーンを用いたスケーリング解決策)では、ある分散型オプションの状態を整えています。そのオプションとは、アトミックスワップと呼ばれるサードパーティーを必要としないものです。

 

 アトミッククロスチェーンスワップとしても知られているこの技術は、取引が完了するまで、一方がもう一方の資産を盗むといったリスクなく、2つの異なるブロックチェーン上のトークンを保持する2人が直接的に、かつ即座に取引することを可能にします。

 

 そこが「アトミック(原子)」とよばれる所以です。つまり完璧に取引が成立するか、あるいは、取引は全く起こらないということなのです。 したがって、たとえLightningノードがオフラインになったり、取引の契約を途中で破られてしまっても、誰もが自分のお金を取り戻すことができます。

 

 しかし、課題があります。

アトミックスワップが機能するには、少なくとも2つの異なるブロックチェーンでLightningを起動して実行する必要があります。今のところ、ライトコインでは始まっています。そして、もうじき複数のチェーンでも実行されるつもりです。

 

現在、いくつかの開発チームがlitecoinのブロックチェーン上でLightningの実装をテストしています。さらに、SegWit(Lightningの前提条件であるプロトコルアップグレード)が、別のブロックチェーン、Vertcoinでアクティブされ、同様にLightningの扉が開かれています。

アトミックスワップに尽力しているlitecoinの創始者であるCharlie Leeによると、あとはLitecoinでLightningを完全に運用してから、Vertcoinでテストを開始するだけだといいます。これらの手順が完了すると、今年早々に最初のアトミックスワップを確認できるそうです。

それはleeがしばらく前から検討していたアイデアです。彼は、1月にアトミックスワップの計画に関するブログ記事を投稿しました。そして、2017年の litecoinロードマップには、litecoinとVertcoin間のアトミックスワップの計画を明確に記しています。

 

Fundamentals(基礎)

(中略)

どのようにして動くのか?

 

基本的には、アトミックスワップはハッシュタイムロック契約(HTLC)として知られているスキームを利用しています。 Lightningはすでにこの技術を使用しており、1つのブロックチェーンの上に双方向の決済チャネルを確立しているため、2つのチェーンにわたってチャネルを開くことは容易ではありません。

HTLCは、ハッシュロックとタイムロックの2つの技術の合併です。 どちらも一種のエスクローのように動作するマルチシグネチャ(またはマルチシグ)取引の条件を設定します。

たとえば、ハッシュロックは暗号パズルを使用し、一方の当事者が他方の資金を使わずに資金を解放できないようにします。 また、何も起こらなければタイムロックはセーフティネットのように機能し、特定の時間が経過した後に送金者に送金します。

 

アウトプット(送金分)を定めるために、資金を脇に置いて「if / then」条件を用いる方法だと考えられます。

 

要するに、アトミックスワップは次のようになります。

1.アリス(ビットコインを持っている)は、ボブ(ライトコインを持っている)に50 LTCと引き換えに1BTC与えることにします。これを行うために、アリスはボブへの支払いチャネルを開き、ボブは別のブロックチェーン上にいるアリスへの支払いチャネルを開きます。

 

2.両当事者は、各チャネルに「条件」を設定します。最初の条件では、タイムロックを使用して、取引が失敗した場合、一定時間後に返金されることを保証します。 次にハッシュロックを使用します。アリスはデータとそのハッシュを生成します。彼女はその後、ボブに1 BTC支払いますが、そこには以下のハッシュを含みます。「Bobが支払いを請求する場合、彼はハッシュの原像を用意しなければならない。」

 

3.ボブは彼の支払いチャネルを使ってアリスに50LTCを支払い、ハッシュの原像をアリスは作成する必要があると定めておきます。

 

4.ボブから請求がくると、アリスはデータを公開することで、ボブを取引相手として認証できることを可能にしてくれます。

 

 

たとえボブまたはアリスが最後まで取引を完遂できない場合が生じても、最初の条件により全ての資金が戻ってくることになっています。この意味で、資金を失うリスクはありません。さらに重要なことは、あなたはあなたのお金の所有権を第三者のエスクローサービスに渡すことはありません。

 

その他の計画

もちろん、ライトニングはアトミックスワップのために考えられているわけではありません。 しかし、プロジェクトの開発者は、コードを修正することは過度の作業を必要としないと言っています。

C言語でライトニングを実装しているBlockstreamの開発者であるクリスチャン・デッカ(Christian Decker)氏は、「アトミックスワップを行う標準はまだありません」と述べていますが、仕様を持たなくても レイアウトするとかなり簡単になります。

一方、lnd(Lightning Network Daemonの略)と呼ばれるLightning for Goの実装に取り掛かっているLightning Labsの開発者、Olaoluwa Osuntokun氏は今後のリリースでは「マルチチェーン対応」であることを最近のブログの投稿で示唆しています。

注目すべきもう一つのポイントは、SegWitがlitecoinで実装したので、ユーザはlitecoinからBitcoinテストネットにテストクロスチェーントランザクションを送ることができます。

 

分散型取引所

一度Lightning Networkが立ち上がり、相当数のブロックチェーン上で正常に動作した場合、分散型取引所について考え始めることができます。

 

具体的にいうと、これらは中央管理人を伴わない取引です。 0xやEtherDeltaといったところでは、Ethereumブロックチェーン上のERC20のトークンのみを交換することはできます。ところが、アトミックスワップは2つの異なるチェーン間での支払いを可能にします - これは重要な違いです。

 

しかし、アトミックスワップは取引の全てを遂行することしかできないということを心に留めておいてください。真の分散型取引所は、トレーダーをマッチさせ(アリスがボブを見つける)、市場価値を決定するためにトレードを集計する(アリスはどのような取引額を合理的にボブに提示できる)必要があります。

 

良いことは、実際にある取引所のような信頼できないサービスは必要ないということです。

 

Deckerによると、ウェブサイトに注文を収集して何らかの形で提示するか、取引の機会をアナウンスするブロードキャストネットワークを作成するだけで、他の問題を解決することができると説明しています。

 

彼はCoinDeskにこう話しました:

中央集権の取引所のように、自分でコインの価値を決定し設定するので、アリスが50LTCに対して1 BTCを交換しようとした場合、ボブはそれを受け取ることも拒否することも可能です。

 

分散型取引所は、非中央集権の夢の大きな一部分となります。それは個人が自分のお金をコントロールし、暗号通貨を相互運用できる将来を指しています。

言い換えれば、litecoin、monero、zcashなどをビットコイン払いのみで扱う商人に支払うことができます。あなたのお金はすぐにビットコインに変換されるので、問題にはなりません。

 

そして、中央集権化である取引所が、暗号通貨界へのオンランプ(入り口としての存在)としか役立たないときを想像するのは難しいことではありません。それ以降のすべての取引はブロックチェーン上で起こるのです。

 

 

p.s.

誤訳しまくってるけど勘弁。w

問題あればコメント欄に指摘してくださいw

アマゾンアフィ貼り付けまくってみる♪おすすめ本

個人的に参考になったビットコイン関係の本を紹介していきます!

このブログからクリックして買ってくれたら紹介料入るみたい、、ってことでもし買うならリンク踏んでね♪

 

<初心者向け>

この一冊でまるごとわかるブロックチェーン&ビットコイン

イラストつきで解説が入った本。活字慣れしていない・読書が苦手という方はこの本をおすすめ!

 

ビットコインはどのようにして動いているのか?

日本の仮想通貨界隈での重鎮、大石先生の著書。

ビットコインの仕組みについてピンポイントに分かりやすくまとまっている。

いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン

取引所コインチェックを運営する大塚さんの著書。

ビットコインの仕組みはもちろん、扱い方やアルトコインの説明もアリ

<もっと知りたくなったら>

ブロックチェーンの衝撃

業界のエキスパート15名が、それぞれの分野で語っている名著。データが一部古くなっているけど、業界を知りたい方には必見の本だと思う。

 

MasteringBitcoin

ビットコインの仕組みについて一番詳しく書かれた本。

かなり難しい。ゆっくり読み進めています。

 

 

<その他>

知らないと損する池上彰のお金の学校

そもそもお金ってなに?って思って購入した本。

池上さんということで文章が読みやすい♪

暗号技術入門

暗号とは?と思って読んだ本

参考書みたいな感じ。ビットコインの解説もあり。

暗号解読

暗号史を暗号の解説と共にストーリー形式で書いた本。やや読みにくいところもあるけど、暗号作成者と解読者の戦いは胸アツ。公開鍵暗号が出てくるのは下巻から。下巻だけでも読んでみるといいかも。

 

 

 

サピエンス全史

ビットコイン関係ないけど、ビットコイナー好きそうw

小麦こそスキャムだ!とか書いてあって個人的におすすめしたい本w

面白すぎて三日くらい引きこもってこの本熟読したw

 

 

p.s.

書籍のなかでもさりげなく詐欺が入っているものもあるようです。まじ闇だよ-。

ってことで、もし本気で知識みにつけたいならサロンが一番だと思うよー。

月3132円

lounge.dmm.com

月7128円

synapse.am

 

chainFlyerで遊ぶと割と楽しい

chainFlyer

chainflyer.bitflyer.jp

 

こちらのサイトは、取引所bitFlyerが運営しているもので、

ビットコインの様々な様子をリアルタイムで視覚化しています。

 

・世界中でビットコインが使われている様子

・リアルタイムに取引が行われている様子

・マイニングにより新たなブロックが発掘される様子

BGMやアニメーションが豊富で、堅いイメージがなく扱いやすいサイトになっています。

 

アドレスやトランザクションIDの検索から過去の取引や承認状況の確認もでき、 分散型公開台帳システム・ブロックチェーン、トランザクションの意味があまり分かっていない方もだんだん掴めてくるのではないでしょうか。とても役立ってます。

 

あと、仮想通貨で頻繁にやり取りし出すと、このサービス(ブロックエクスプローラーという)は必ず用いることになるので知ってた方がお得だと思います♪

まだ着金しない?みたいなときの確認や、トラブル発生時に検索かけたりとかね!

 

簡単に紹介

サイトを開くと、カラフルな箱が空から降るアニメーションが流れてきます。この箱はリアルタイムに生成されたトランザクションを表しているようで、クリックすると、トランザクションが見ることができます。

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↓てきとうにクリック

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トランザクションの下の英数字がトランザクションハッシュ(トランザクションID)というもの。

 

色や形にはそれぞれ意味があったり・・・

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 ブロックが発掘される瞬間を見たり・・・

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ジェネシスブロックを見たり・・・

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アドレスを検索して過去の取引を見たり・・・

トランザクションIDからブロードキャストから承認されるまでの状況を確かめたり・・

 

他にも、

 

chainFlyerが提供しているサービスでブロックチェーン上に言葉を刻んだり・・・

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↑アドレス検索して出てきた画面から利用可能

トランザクションの詳細

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というおもしろいサービス

 

なんですが。。。

 

手数料設定がなく激安になっているので、このトランザクション絶対通らねーwって事になり、この先どうなるのか見守ってます。。笑

なお、別の文字で2回目チャレンジしようとしたら、「書き込み回数の上限をオーバーしました」との表示で、できませんでした。

 

ビットコインでは取引内容以外に80バイト以内のデータが追加できるようで、そこに文字を書き込んでいるようです。

 

 

ちなみに、この容量を利用しているのがCounterpartyで・・・

TX=トランザクションCounterparty=CP、BoO=Book of Orbs

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赤枠で囲んだ謎の文字列を、あれこれしてあーゆう仕組みになってるみたい・・

詳しくは分かりませんが、ビットコインのブロックチェーンを用いていることは明らか。

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 CP用のブロックエクスプローラーを見れば、この文字列が意味のあるものに変換されてます。Token Explorer

 

 

 

まあそんな感じでいろいろ遊べます。

サトシナカモトのアドレスを追っかけたりとか・・w

 

ブロックエクスプローラーはchainFlyer以外にもサイトが存在してますし、違う仮想通貨に対応しているものもあります。ぜひそちらでも試してみてください。

 

 

にしても

今日はなんだか、鍵のついた箱(マルチシグネチャ)がよく降ってますね。

マルチシグネチャって取引所が絡んでることが多いと思ってますが、なんかあったんですかね...(´。`)ホケー

 

 

ノシ

 

 

p.s.

ブログのサイドバー改造してみました。各画像クリックしたら指定してあるリンク先に飛びます。むしろこっちが本題かもしれない。投げ銭してくれたら、大感謝しますww

 

追記

GOTTUCOINは無価値。ノープラン。スキャム。

仮想通貨初心者は知るべき7つの基本ルール

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 最近、仮想通貨界への新規参入した人が爆増しており、その結果数々の取引所で障害が起こりました。この界隈に入るにあたって、知っておくべきであろうルールがあるので紹介したいと思います。初心者の方はぜひ参考にしてください。

 

1.自己責任

 仮想通貨の世界での鉄則です。取引所が破綻しようが、秘密鍵を紛失しようが、ハッキングされようが、悪いのは全て自分。どんなに泣きわめこうが誰も保証してくれません。取引所を責め立てることはナンセンスなのです。国が守ってくれるようなそんな甘い世界ではありません。それ相応のリスクがあることを承知の上で行ってください。保証など皆無だと思ってください。全て自己責任。

 

2.取引所にお金を放置しない

 仮想通貨取引所を銀行や証券会社のような従来の金融機関と思うのは大きな間違い。取引所は常にハッカーによって狙われている対象です。預けている資産がハッカーによって盗まれたりなんかざらにあります。トレードで用いる分を除いては取引所に資産を放置しないでください。また、ロールバックやシステムダウンのような障害もよく起こること。常識離れしているかもしれませんが、これが当たり前の世界です。

 

3.ウォレットに保管する

 仮想通貨は自身のウォレットで管理しましょう。取引所に放置している方は今すぐウォレットに移しましょう。ウォレットは通貨によって異なる場合や様々な種類があるので詳しくはググってみてください。

 

参考に自分が用いているウォレット

Copay・Mycelium(BTCのスマホウォレット)

IndieSquare(XCP・BCY・PEPECASH等トークン管理用)

スマホのアプリサイトからDLできます。

Trezor(ハードウェアウォレット)

↑公式サイトからの購入を推奨。

NanoWallet(NEMのウォレット)

↑日本語フォーラムリンク参照。NEM - mijin discussion forums

 

iPhoneではbreadwalletを勧めている方が多いです。あとJaxxというウォレットアプリでは多くのアルトコインに対応しているのでひとまとめに管理しやすいです。(アルト特に保有してないので現在使ってないんですが紹介だけ...)

 

取引所が提供しているウォレットアプリは倒産・ハッキングリスクがあったり、サーバーメンテナンスで使用できない時間が発生するのでオススメしません。全ては自己責任ですから。

 

4.ウォレットのバックアップをとる

 この作業も必ず行ってください。スマホやTrezorが故障したり誤ってウォレットアプリをアンインストールしてしまった場合、この作業をしていないとウォレット内の全資産失うことになります。ウォレット内にバックアップという項目が必ずあると思います。そこで表示される秘密鍵(あるいは復元フレーズ)を必ず紙にメモして大事に保管してください。スクショしたり、メモ帳アプリに書いてPCやスマホ内に保管するのはNGです。ネットに繋がれていない環境下で保管しましょう。

 

5.2段階認証は必ず設定

 取引所のログインや入出金等には2段階認証(2FA)を設定してセキュリティ対策をしましょう。前述にあるように取引所はハッカー達が常に狙っています。2段階認証をしていないと不正ログインされ、資産をごっそりもっていかれるケースがたびたびあります。取引所の設定で可能なので面倒くさがらず設定しましょう。公共Wifiを使う際もセキュリティ面が低いので避けてください。

 

6.HYIP(ネズミ講)や詐欺には気をつけて

 日利○○%の案件、必ず儲かるコインといったような悪徳な詐欺(スキャム)が溢れています。セミナーとか開いているものはほぼ間違いなくスキャムです。恐ろしいのが詐欺師の言っていることは99%間違ってないということ。1%の詐欺案件にうまくひっかけるように巧妙に仕向けています。また、開発が進んでいない仮想通貨やICOなどプロでも分からない闇があるようです。騙されても自己責任。お気をつけください。

 

7.知らない人の情報を信じるな

 仮想通貨界は魑魅魍魎な世界となっています。インサイダー取引上等、詐欺・だまし上等なんでもありの世界になっています。駆け巡る情報はすさまじく早く、誰も全てを追いつけていません。そういうわけでどんな情報でもすぐには信じず、まずは自分で調べて自分で考える習慣が非常に大切です。このブログの情報も鵜呑みにしないでください。自己責任で。

 

以上、7つの基本ルールでした。

あまりに大金を突っ込むとおそらく消耗するのでご注意を。価格下落するときはまじでやばいですから。。なかなかきつめに言いましたが慣れればエンターテイメントな世界にもなります。これを機に仮想通貨の技術的側面に価値を見出してくれる方が増えることを楽しみにしています。

 

Twitterハッシュタグ「#暗号通貨界隈に最近入ってきた方に言いたいこと」は参考になると思います。

 

追記(2017/5/31)

www.youtube.com

「ビットコイナー養成所」というコーナーで、初心者向けに詳しく解説をしてくれています。話し手はIndieSquare共同開発者の東さん。

ビットコインとサイファーパンク

ビットコインって、そもそもなんで生まれる必要があったんでしょうね?

今回はそんな疑問を解くために調べてみました。

 

ビットコインの起源に迫ると、サイファーパンクという集団の活動と関連してきます。サイファーパンクではビットコインに似たような通貨を生みだそうという動きがあったからです。

 

 どのように個人情報やプライバシーを守ればいいか、「大企業や政府」対「個人」のパワーバランスがどう変わるのか。技術進歩によるこういった課題について、サイファーパンクでは熱い議論が交わされていました。サイファーパンクは暗号技術にその答えを見出そうとしていた集団です。
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暗号技術とプライバシー

 少し暗号技術の話になります。(そもそも暗号とは?過去記事参照

 元々暗号技術が重要だったのは軍事通信や外交通信ぐらいで、個人の日常生活にはあまり関係のないものでした。しかしデジタル情報の出現により、暗号技術と個人が大きく結びつくものとなります。そして個人にも暗号技術はなくてはならない存在へとなっていきます。

 

 デジタル情報以前、政府が一般市民のプライバシーを侵そうとすれば非常に手間がかかりました。電話や無線、手紙を一つ一つ傍受しなければならなかったからです。しかし、電子メールとなると、キーワード検索による大規模傍受ができ、ばれにくく手間もかかりません。一度に一匹の魚を釣っていた時代から、網漁業ができるようになったようなものです。こうしてデジタル化により重要な情報が世界を駆け巡りだすと、個人のプライバシーが犯され、政府や大企業の力が増す集権化が進むと危惧されました。


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 そして、暗号技術界でのとある画期的な発明がこの問題を大きく変えました。その発明とは「公開鍵暗号」です。スーパーコンピュータでも解読できないような強力な暗号化を一般人でも使用可能にした暗号技術で、これを利用した「PGP(プリティー・グッド・プライバシー)」はメッセージを暗号化し、政府の手が届かぬところでの情報のやり取りを可能にしました(1991年)のちに創設者ジマーマンは武器商人(暗号技術は軍需品扱い)として告発されたことを機に、暗号の善悪についての論争が巻き起こることにもなりました。

 

サイファーパンク

 こうした流れの中、サイファーパンクは1992年末設立され、伝統的な権力に対抗できる力を個人に与えるため、暗号技術を用いたさまざまな実験に取り組んでいました。

 

 そして、この取り組みの中に通貨がありました。

 

 暗号技術が個人に浸透したとはいえ、電子商取引をする場合、つまり通貨を用いる場合には必ず第三者機関を必要としました。これに関してサイファーパンクの面々は既存の金融システムを個人のプライバシーに対する最大の脅威と捉えていました。

 

 もし仮にクレジットカードの利用明細を他人に盗まれると取引履歴が丸わかりとなり、行動履歴等の重大な個人情報も全て晒されてしまいます。そして、金融機関などの第三者が必ず関与しているということは、大きな権力にプライバシーを支配されているようなもので、完全なプライバシーの保護とは言えません。また、既存の通貨は国という制約の中にあるうえに、取引システムも技術的に大きく遅れているとも考えていました。

 

 こうした背景からサイファーパンクの面々は、利用者のプライバシーを守り安全で偽造不可能なデジタル通貨、そしてどこでも使える普遍的な通貨を生みだすことを目指したのです。

 

ハッシュキャッシュ

ビットゴールド

bマネー  etc

さまざまなデジタル通貨が考案されは失敗。サイファーパンクでの議論場であるメーリスも消滅してしまいました。 

 

 

そして。。 

 

 

 2008年8月、ハッシュキャッシュを考案したアダムバックへ、ある論文が添付された一通のメールが届きます。

 

同年10月31日、肉づけされた論文が、暗号学専門のメーリングリストに投稿されました。サイファーパンクの夢を実現しうる通貨ビットコインの誕生です。

 

 

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omedetou!!

 

まとめ

 ビットコインは個人のプライバシーを大きな権力から守るため・世界中どこでも使える普遍的な通貨として、サイファーパンクの目指したものをサトシナカモトが生みだしました。

 非中央集権の決済システムを実現し、日本では通貨として認められました。今後普遍的な通貨となりうるか、これに関しては自分を含め多くのビットコイナーにかかってますかね。 ユーザーでもあり、オーナーにもなりうるビットコイン、奧が深い。。

 

ちなみにPoWという技術はハッシュキャッシュでアダムが考案した方法らしいです。

 

 

最後に

こうした偉大な出来事のカードを描けたことに誇りを感じます。ホルダーの皆さんにも幸があること間違いなし!!ステマ!!!

 

 

 

 

参考文献

暗号解読(下)著者サイモン・シン

デジタルゴールド 著者ナサニエル・ポッパー

サイファーパンク - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF

他サイト色々

カウンターパーティトークンについて~サービス編~

 だいぶ玄人向けなブログになってしまいました。うまくまとめたいんですけどね、文章にするって難しいですね。笑

 

カウンターパーティトークンを用いてできるサービス編についてまとめてみます。

最後に、結局トークン何ができるかをWACKNAKAMOTOを例に考えてみました。

 

 

サービス編

takara

 地図上にビットコイントークンを落としたり、拾ったりすることができる位置情報とした連携アプリ。

タカラ

タカラ

  • MANDELDUCK LTD
  • ユーティリティ
  • 無料

 

tokentalk

Home | TokenTalk.org

一定数のトーク保有者だけが記事を読めるようなサービス。

秘密基地っていう似たようなサービスもあります。

 

配当機能

トーク保有者に株のように配当が可能。カウンターパーティトークンには元々備わっている。ビットガールズではこの機能を使ってトレカブ主にHYOU・PACHIを配当していました。

 

tipme

Donate with IndieSquare

寄付ボタンです。寄付をしてくれたリターンにお返しのトークンを渡すサービスです。

よくブログで見かけるかと思います。

 

参考にGOTTSUCOINというトークンを発行して設置してみました。

1GOTTSUCOIN=1円となってますが、何の価値もつける気ありません。

 

 

続きを読む

カウンターパーティトークンについて~ゲーム編~

 最近Memorychainが始まりSpells of Genesisがローンチされ、カウンターパーティトークンで遊ぶコンテンツが充実してきました。個人的にゲームはあまりしない質だったんですが、ここ最近スマホを開けばBoOとSoG・SARUTOBI、この流れができてしまってる状況です。(BookofOrbs=BoO、Spells of Genesis=SoG)

 

 そんなわけでトークンを使用したゲームの紹介ついでから、カウンターパーティトークンの魅力(互換性がある)についてうまく伝わればと思います。ポジトークしかしません。Memorychainのステマ

 

(予備知識)カウンターパーティトークンについて

これまでの記事に出てきたトークンが、全てカウンターパーティのプロトコルを用いたものでした。

ビットガールズ→トレカブ、HYOU等

Memorychainでのイラスト(電子トレカ)→WACKNAKAMOTO他

電子トレカ売買用トークン→PEPECASH

 

他にも・・・

RAREPEPEでの電子トレカ、Spells of Genesisのゲームアイテム

Bitcrystals(ゲームアイテム売買用トークン)

HORIEMONCARD(ホリエモンが発行した独自トークン)

MUFGCOIN、HappyNewYear(無価値なネタトークンw) etc...

 

このように幅広い目的で応用可能かつ、他の仮想通貨のように使用できるのがカウンターパーティトークンの魅力です。これらトークンはカウンターパーティ0.5XCP分を使用して、誰でも簡単に独自トークンを作成可能です。

 

もっと詳しく知りたい方はコージさんのブログにたくさん書いていますのでぜひ。

Counterpartyのエコシステムについてのまとめ - ビットコインダンジョン

公式Counterparty

 

本題に。

ゲームの実例や互換性を利用したトークンをこれから紹介していきます。

  

SARUTOBIとPEPEのコラボ

RAREPEPE電子トレカトーク「SARUTOBIPEPE」
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SARUTOBIPEPEはBook of OrbsでのRAREPEPEモードでコレクション可能なカードです。PEPEについては言わずもがな、緑の謎のカエルです。

PEPEについて知りたい方は下記のブログを参考に。

Rarepepeの衝撃 Dogecoinの再来か!? - ビットコインダンジョン

 

 このカード(トークン)保有者には「SARUTOBI」というゲームで、パワーアップアイテムとしての特権があります。

 SARUTOBIアプリ内で、IndieSquareウォレットのアドレスと連携させることが可能で、ゲーム内容としてはサルのキャラクターをどこまで遠くに飛ばせるかという至ってシンプルなゲームです。また、広告収入の還元としてビットコインを月末に貰えちゃったりします。

▼詳しく解説してくれている記事はこちら

ビットコインが貰えるアプリ「SARUTOBI」をプレイしてみた - ビットコイン投資ダイアリー

www.youtube.com

 

で、特権ってずばり何かというと・・・

 

サルの肌がペペ仕様に変わりますlol
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これが互換性。笑 

BoOのアプリでもSARUTOBIアプリでもトークンが使用ができてます。

 

SARUTOBIとSoG、Book of Orbsとのコラボ

他にも、次のようなトークンがあります。

Spells of Genesisでのゲームアイテムトークン「SARUTOBICARD」や「CNPCARD」

CNPCARDはコージさんの独自コインCNPCOINで購入ができるようになっています。

トークンを利用した異業種間のコラボ ブログ編 - ビットコインダンジョン

 SARUTOBICARD
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CNPCARD

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これらのトーク保有者の特権は、冗談抜きでやばいです。初めてプレーしたときは思わず笑いました。この興奮をぜひ味わってほしい。

www.youtube.com

 

ちなみにSpells of Genesisでのアイテムトークンとしてはレアアイテム扱いでかなり強力です。また、MemorychainやRAREPEPEと同様、BookofOrbsでコレクションやトレードが可能となっています。

SoGでのSARUTOBICARD・CNPCARD
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Spells of Genesisの紹介動画(英語ですが、雰囲気分かるかと)

www.youtube.com

 

以上が、ゲームの紹介となります。

 

そして個人的に楽しみにしているゲームについて、このSARUTOBI次回作。動画の後半、RAREPEPEのイラストカードがモンスター化している!!

www.youtube.com

もう待ちきれません!soonはよ!!

 

まとめ

この衝撃うまく伝わったでしょうか?笑

紹介したトークンの価値について、少しまとめてみます。

 

SARUTOBIPEPE

価値:電子トレカ(BookofOrbs)+アイテム(SARUTOBI)+モンスター?(次回作)

 

SARUTOBICARD

価値:電子トレカ(BookofOrbs)+ゲームアイテム(SoG)+アイテム(SARUTOBI)

 

CNPCARD

価値:電子トレカ(BookofOrbs)+ゲームアイテム(SoG)+アイテム(SARUTOBI)+CNPCOINのユースケース

  

 互換性があり価値が付加されていってることが分かるかと思います。 またこのコラボにより、市場が拡大され、ニーズが自然に増えていきます。

・アート性に価値を見いだしている人

・SARUTOBIでハイスコアを出すために購入する人

・SoGのアイテムコレクター

ニーズが増えれば増えるほど使用する頻度が高いということなので価値も上がります。 

 

コラボすればするほど、異なる価値が付加され市場も拡大されていく。かなり斬新だと思いません???

 

そして、もし仮にMemorychainのイラストトークンがコラボしたら・・

自分の描いたイラスト「WACKNAKAMOTO」がモンスターになって仮想空間内を闊歩するかもしれない。更に世界中の方がイラストを収集し、自分のモンスターとして遊んでくれるかもしれない。まだまだコラボできるゲームアプリが増えていくのかも・・・

果たしてこんな楽しいことが今まであったでしょうか??想像しただけで胸が高まります。

 

 更に、トークンの使用目的はゲームだけではない...。また次回。

 

 

p.s.

Memorychainがコラボするかどうかは決定事項ではないので要注意。

dhpkww12.hatenablog.com